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遺品整理士について

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遺品整理士について

不定期で行っているこちらのコラム記事!

今回は、産廃センターで解体工事をメインに様々な業務を行っている〝遺品整理士〟にスポットをあてインタビューをおこないました。

社会のニーズと自分の仕事

もともと現場の解体業務がメインですが、今後の高齢化社会を踏まえ賃貸市場を考えたときに、遺品整理の仕事が増えると思い<遺品整理士認定協会>という社団法人が行っている<遺品整理士>の資格を取得しました。試験内容は、少子化や核家族といった社会問題を載せたテキストを読んでレポートを提出するという内容でしたね。試験会場では、<遺品整理>に関わる様々な職種の方々と集うことが出来、〝特殊清掃〟(遺体処理後の現場清掃)の会社とのコミュニティを広げる事が出来ました。

ハウスクリニックだから出来る対応

事故物件の対応依頼があると、遺体が撤収された現場へ見積に伺います。対応の流れとしては、①特殊清掃>>>②遺品整理>>>③おはらい、供養>>>④解体、リフォーム工事といった順で進んでいきます。本来②の遺品整理が、遺品整理士としての業務になるかと思いますが、私は①~④までを請け負うことが出来ます。ハウスクリニックだからこそ出来ることです。産廃センターとしての基本業務である、解体工事及び産廃物処理業務はもちろん、遺品整理士として責任を持ってそういった現場の管理を行うことが可能です。

初めての事故現場

初めて現調に行った時のことは今でも覚えています。お昼を食べてから現場に入ったのですが、とにかく臭いがひどくて体調を崩してしまいましたね。。体液や血液特有の臭いなんですが、普通のマスクをした位では効果はありません。臭いの元はなかなか消えないもので、オゾン消臭器を使っても完全に消すことは出来ないんですよ。クロスを剥がしても石膏ボードや木部まで臭いが染みている場合もあります。うちでは溶剤塗料を塗って臭いを抑える効果を狙ったりと、少しでも消臭効果が得られるように施工時の細かい部分にも配慮をして現場を仕上げています。

自分たちで出来る体制作り

単身者の増加や孤独死が社会問題となっている今、今後もこういった現場はどんどん増えていくと思います。ニーズがある分競争率も上がるので、どう打率よく対応するか模索中です。特殊清掃の外注業者を増やし仕事数をこなすことはもちろんですが、ゆくゆくは、自社でオゾン消臭器を持ったりして業務内容を簡潔できればいいなと考えています。今は産廃センターとして解体及び産業廃棄物処理業、遺品整理など幅広く案件を抱えているので、もっと人を増やして、特殊清掃センターを設立するのもありかもしれません。最近では、若手2名を採用したので今後に向けてどんどん成長していってもらいたいです。ハウスクリニックの次なる目標売上100億にしっかりと貢献していきたいです!