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賃貸リフォームで物件の魅力を向上!賃貸経営の改善に最適

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賃貸リフォームで物件の魅力を向上!賃貸経営の改善に最適

賃貸マンションやアパートなどはどんなに手入れをしていても、人が生活していれば傷みが生じ、築年数が経てば古びてきます。家賃を下げても入居者が確保できず、空室ばかりという状況になる前に、リフォームを検討してはいかがでしょうか。上手にリフォームすれば、賃貸の条件を変更しなくて済むだけでなく、家賃アップも期待できます。
今回は、賃貸リフォームのメリット・デメリットや目的別のリフォーム事例をご紹介します。

【目次】
1. 賃貸リフォームの必要性
2. 賃貸リフォームのメリット・デメリット
3. 目的別!賃貸物件のリフォーム事例
4. 賃貸専門の総合リフォーム会社だからできること
5. リフォームで賃貸経営を安定させよう

賃貸リフォームの必要性

賃貸物件のリフォームが必要な理由は、賃貸経営を安定させるためです。賃貸物件におけるリフォームの必要性、リフォームの方向性について把握しておきましょう。

賃貸マンションやアパートに常に借り手がつくようにするためには、定期的にリフォームやリノベーションなどの改装を施し、物件の魅力や価値を保持する、あるいは上げていくことが重要です。そのためには、今の物件にどんな魅力や価値があり、さらにこれからどんなニーズが求められているのかを客観的に見直す必要があります。

まず、賃貸物件のリフォーム前に物件の魅力を考えてみましょう。周辺の人気物件について調べ、ターゲットを決めてリフォームすることも一つの方法です。例えば、ペットと一緒に暮らしたい人をターゲットにして「ペット可」にリフォームする、音楽系の学校や施設が近くにあれば楽器練習をしたい人のために「楽器可」の防音ルームにリフォームするなど、ターゲットが決まればリフォームの方向性を定められます。
賃貸情報サイトにアクセスしてみると「ペット可物件特集」「こだわりの物件特集」といった特集が目につきます。人気物件の傾向がつかめるので、ターゲットを決める際の参考にしてみてください。

賃貸リフォームのメリット・デメリット

賃貸物件の経営安定のために効果的なリフォームですが、物件によってはデメリットになる場合もあります。メリットとデメリットの両方を確認しておきましょう。

●メリット
賃貸リフォームのメリットは、空室対策になることです。部屋の借り手が見つかれば、その分、収入になるため経営が安定します。
さらに、リフォームによる資産価値の向上が見込めます。資産価値が上がれば、空室対策のために賃貸の条件を緩和する必要はなく、逆に家賃アップが期待できます。上げ幅は、周辺物件との兼ね合いもあるので一概には言えませんが、家賃を上げることができれば収入の増加につながります。

●デメリット
デメリットとしてまず挙げられるのが、費用面です。コストを掛けてリフォームしても入居者が入らなければ、費用が回収できません。ただキレイに直せば良いというわけではなく、不動産賃貸市場や地域のニーズとコストに見合ったリフォームが必要です。
また、リフォーム期間中は部屋を貸し出すことができないため、賃貸収入が得られません。工事が長くかかればかかるほど、収入を得られない期間も長くなってしまうことを念頭に置いておきましょう。

目的別!賃貸物件のリフォーム事例

実際に賃貸物件のリフォームをする際、何を重視したら良いのでしょうか。目的別にリフォーム事例を見てみましょう。

●費用を抑えるなら
できるだけ費用を抑えたリフォームをしたいと考えるのであれば、水回り設備に絞ったリフォームをおすすめします。浴室と洗面所、トイレ、キッチンなどの水回りは汚れやすい上に、普段の掃除だけでは汚れが落ちにくい場所です。特に女性の場合は、水回りの使いやすさや清潔感を重視する人が多いため、女性向けの物件やファミリー層をターゲットにした物件ならば水回りに絞ってリフォームをしましょう。

<浴室>
明るく広く感じられることがポイントです。ホテルなどに多い浴槽・トイレ・洗面台がワンセットになったユニット型より、少し狭くてもトイレと洗面所がそれぞれ独立したタイプの浴室が好まれる傾向にあります。

<トイレ>
清潔感はもちろんですが、温水洗浄便座への交換や収納スペースの設置など、使い勝手の良さを考慮しましょう。消臭機能付き壁紙や掃除のしやすい床材など、デザインだけでなく機能も入居者へのアピールポイントになります。

<キッチン>
キッチンのリフォームポイントは、使い勝手と手入れのしやすさです。電子レンジや炊飯器、冷蔵庫など電化製品の多いキッチンでは、コンセントの位置一つとっても使いやすさに関係します。さらに、キッチンは汚れやすいため、掃除のしやすさや汚れが付きにくい素材かどうかなど、見た目のデザインだけでなく入居者の生活を考えた工夫が必要です。

●ニーズに合わせた物件にするなら
賃貸物件があるエリアと、ターゲットとなる入居者のニーズが異なっていると、どんなに良い物件でも空室は埋まりにくいでしょう。例えば、学生の一人暮らしが多いエリアで3LDKのファミリー向け物件は、地域のニーズと合っていません。ターゲットを学生同士のルームシェアに設定して2DKの間取りにリフォームしてみるなど、周囲の人気物件から求められているニーズを把握する必要があります。

●防犯の促進をしたいなら
オートロックやエントランスモニター、防犯カメラの設置など、セキュリティの強化も賃貸物件でアピールできる魅力の一つです。しかし、建物の規模や構造上、大掛かりな工事ができないケースもあります。その場合は、一戸一戸にテレビモニタータイプのドアホンを設置する、ガラスを防犯タイプのものに変更するなど、個別対応でできるリフォームを考えてみましょう。

賃貸専門の総合リフォーム会社だからできること

いざリフォームしようと思っても、具体的にどうしたら良いのかは、経験がないとわからないものです。そんなときに頼れるのが、賃貸物件専門の総合リフォーム会社です。リフォーム会社の中にも得意分野があり、専門だからこそ提供できるサービスがあります。

●リフォーム工事の提案
総合リフォーム会社ではリフォーム工事を請け負うだけでなく、予算やニーズに合わせて、それぞれの物件に合ったリフォームの提案を行います。不動産管理会社やオーナーの希望に耳を傾けながら物件の現状をしっかりと把握し、最善の提案をしてくれるでしょう。
また、入居後にトラブルのないように、入居者満足度も追求しています。入居者の立場も考えたリフォーム提案をしてもらえるのは、賃貸物件を専門に手がけてきた実績があるからこそといえるでしょう。

●不動産会社とオーナーの交渉代行
オーナーとの交渉は手間がかかる上、意見がまとまらないと精神的な負担を感じることがあります。特に費用面の交渉は気が重いものです。その点、総合リフォーム会社なら、交渉を代行してくれるので安心です。交渉事は賃貸物件を専門に扱うプロに任せましょう。

リフォームで賃貸経営を安定させよう

入居者を確保し経営を安定させるためには、賃貸物件に新たな魅力や価値をプラスすることが欠かせません。賃貸物件のリフォームにおいて大切なことは、「物件の魅力について考えること」「ニーズを把握すること」、そして「経験豊富な賃貸専門のリフォーム会社に依頼すること」です。
まずは空室になっている物件を見直し、リフォームで資産価値をアップさせて、常に借り手がつく物件を目指しましょう。