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ハウスクリーニングで部屋を丸ごとキレイに!プロのサービスとは?

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ハウスクリーニングで部屋を丸ごとキレイに!プロのサービスとは?

普段からこまめに掃除しているつもりでも、部屋はいつの間にか汚れてきて、劣化していきます。特に賃貸物件の内見時には、家具や家電製品などが置かれていないため、部屋の汚れが目立ちます。間取りや設備が優れていても、水回りや換気扇などが汚れていると良い印象は与えられません。
逆に、清潔感のあるキレイな部屋であれば、築年数が多少経っている物件であっても、好感を持たれるでしょう。
部屋を生き生きとよみがえらせるには、「ハウスクリーニング」を行うことが大切です。
今回は、リフォーム後のように部屋をキレイによみがえらせるハウスクリーニングについて、種類や内容、良いハウスクリーニング会社の見極め方をご紹介します。

【目次】
1. ハウスクリーニングとは?
2. ハウスクリーニングの種類
3. ハウスクリーニングの内容
4. 良いハウスクリーニング会社を見極めよう
5. 総合的に満足できるハウスクリーニング会社を見つけよう

ハウスクリーニングとは?

ハウスクリーニングは、専門のハウスクリーニング会社が特殊な洗浄液や機材を使って、部屋の掃除をするサービスです。私たちが日常的に行う掃除とは、作業方法や洗浄力などがまったく異なります。

同様に掃除をしてくれるサービスに家事代行がありますが、これは各家庭に派遣されたスタッフが一般家庭にある掃除機や家庭用の洗剤、掃除用具などを使って掃除を行うものです。
一方、ハウスクリーニングは、専門の技術を持ったプロのスタッフが清掃するため、普段の掃除では手が届かない箇所までキレイにすることができます。例えば、レンジフードやエアコンの内部、水回りのサビや水アカなどの頑固な汚れも専用の洗剤や機器を使って清掃します。

賃貸物件の場合、借り主が退去する際には、入居時の契約で定められた範囲の原状回復を行う義務があります。しかし、原状回復義務以上のクリーニングは、貸主の負担です。定期的にハウスクリーニング会社に依頼して手入れを行うことで、部屋の美しさが長持ちし、物件の空室対策にもつながります。

ハウスクリーニングの種類

一言でハウスクリーニングといっても、その種類は大きく「空室クリーニング」と「在宅クリーニング」の2つに分けられます。

●空室クリーニング
空室クリーニングは賃貸物件の原状回復の一つで、新たな入居者が入る前に行う清掃です。前の入居者が退去してから、しばらく空き家や空室になっていた部屋の掃除なども行います。
空室クリーニングの場合、キッチンや浴室、トイレなど部分的な掃除だけでなく、リビングルームやエアコン、ベランダ、壁や天井まで部屋丸ごとのクリーニングを行うことが一般的です。

●在宅クリーニング
在宅クリーニングは、入居者がいる部屋を掃除するサービスです。家具や家電製品などのモノが置かれた状態で、依頼者の希望に応じた部分的なクリーニングを行います。例えば、換気扇やバスルーム、窓のサッシなど、普段掃除しにくい箇所の清掃が中心です。

ハウスクリーニングの内容

プロの技で、部屋全体をキレイにするハウスクリーニング。ここでは、空室クリーニングを行う際の具体的な内容について解説します。

●エアコンクリーニング
エアコンを取り付けたまま分解して、ホコリや汚れなどを除去します。専用の洗浄液を使用して内部まで磨き上げ、仕上げに抗菌や防カビ剤などの塗布を行うこともあります。

●フローリング
専用の洗剤で床を磨き、素材のツヤをよみがえらせます。ワックスを使用して磨く通常のフローリングだけでなく、クッションフロアなど床材に適した清掃が可能なのもプロのハウスクリーニング会社ならではの特徴です。

●レンジフード・換気扇
普段取り外すことのないパーツを分解し、外枠だけでなく内部のネジにまでこびりついた油汚れや煙汚れなどを除去します。専用の洗剤やブラシなどを使用することで、汚れを落とすだけでなく、レンジフードや換気扇を使用したときの悪臭も軽減できます。

●壁紙
「クロスクリーニング」と呼ばれ、ホコリを落とした後、壁についたタバコのヤニや黄ばみなどの汚れを、専用の洗剤を使って洗浄します。落としきれない場合や、洗浄できない素材の壁紙は、クロスごと張り替える場合もあります。

●浴室
浴室内は排水溝や天井、タイルの隙間など、水アカやカビ、石鹸のカスなどが溜まりやすい箇所です。しばらく放置してしまうと、汚れが悪化し、家庭用の洗剤では落としきれなくなってしまいます。
掃除しにくい浴槽下部の高圧洗浄や、浴室暖房乾燥機のクリーニングなどもハウスクリーニング会社によっては可能です。

●トイレ
便器や水栓タンク、蛇口、換気口など黒ずみや黄ばみを落とすためのクリーニングを行います。近年は、通常の便座だけでなく、掃除しにくい温水洗浄便座の清掃に対応しているハウスクリーニング会社がほとんどです。

良いハウスクリーニング会社を見極めよう

ハウスクリーニング会社の選び方を間違えると、満足できない仕上がりになってしまう可能性もあります。では、どのようにハウスクリーニング会社を見極めれば良いのでしょうか。

●ハウスクリーニングの費用
一般的にハウスクリーニングに掛かる費用は、間取りや部屋の広さなどで計算されます。間取りや部屋の広さを基に出した基本料金に、オプションとしてエアコンやキッチンなどの料金が加算されます。部屋全体ではなく、キッチンのみの清掃や浴室のみなど、汚れが気になる一部分だけ依頼をすることも可能です。

原状回復として部屋全体の空室クリーニングをする場合は、基本の作業内容がある程度決まっています。ただ、清掃に使用する洗剤の種類や清掃の方法などによって追加料金やオプション料金がかかることもあります。
また、Web上の申し込みフォームから依頼するだけでなく、実際にスタッフが部屋を内見した上で見積もりを出してくれるハウスクリーニング会社もあります。複数のハウスクリーニング会社で相見積もりを取ったうえで、比較・検討しましょう。

また、限られたエリアのみに対応している地域密着型のハウスクリーニング会社もあります。依頼したいハウスクリーニング会社を見つけたら、希望するエリアに対応しているかどうか確認してみましょう。対応可能でもエリアによっては、出張費などが発生することもあります。

●良いハウスクリーニング会社の選び方
同じハウスクリーニング会社でも、提供されるサービスには差があります。一部のハウスクリーニング会社の場合、便座の裏側の汚れやバスルームのシャワーホースの裏側の水アカなど、細かい部分まで掃除が行き届いていないというトラブルが起こることがあります。

安心して任せられるハウスクリーニング会社を選ぶためには、経験の豊富さや過去の実績のほかに、スタッフの技術面に注目してみましょう。

ハウスクリーニングには、厚生労働省が認める国家検定に合格した人だけが認定される「ハウスクリーニング技能士」という資格があります。一般的な洗剤の知識や清掃手順、ハウスクリーニングの作業方法に関する基本知識を問う学科試験に加えて、素材に合わせた汚れの落とし方やレンジフードの洗浄などをその場で行う実技試験もあります。
清掃を担当するスタッフがハウスクリーニング技能士の資格を持っている場合、「ハウスクリーニングの基礎知識やスキルがある」という証明につながり、信頼できるハウスクリーニング会社である可能性が高くなります。

ハウスクリーニング会社は、清掃作業中に破損などが起きた場合に備えて損害保険に加入していることが一般的です。念のため、損害保険や補償制度について事前に確認しておくと良いでしょう。

総合的に満足できるハウスクリーニング会社を見つけよう

大手企業から少人数で運営する会社まで、ハウスクリーニング会社は全国にたくさんありますが、スタッフの技術や会社の方針などはそれぞれ異なります。「費用が安いから」という理由だけでハウスクリーニング会社を選ぶと、満足いく結果が得られない可能性もあります。依頼をしてから「こんなはずではなかった」という思いをしないためにも、ハウスクリーニング会社の実績やスタッフのレベルなどを判断軸として、総合的に選ぶことをおすすめします。